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  • 中根

障害者に任せる仕事がない、という悩み

工場の生産ラインなどを除き、特にサービス業で障害者に任せる仕事は限られてきます。

私の元の職場である建築設計事務所の場合、管理部門を除き、ほとんどが建築士か補助職(CADオペレータ)の業務しかありません。

無責任かつ無理解な役員は、既存の仕事が問題なくできる障害者を採用しろと言いました。

こういう発言をする経営者や役員、管理職多いですよね。

でも、そんな障害者はまずいないわけで、いたら苦労しないのです。

ある日、ハローワークの障害者雇用セミナーに出掛けました。

会場に向かいながら、多分得るものは何もないだろうと、半分諦めていました。

なぜなら、ハローワークのセミナーに登場する講師は、大企業か特例子会社が多く、私の職場のような、中小企業の参考にはならないからです。

でもその日、ひとりだけ大変参考になる話をしていただいた講師がいました。

その言葉が、

「障害者を雇用するためには、既存の仕事に組み入れるのではなく、障害特性も考慮し、そのひとの強みを活かして、取り組める仕事を作らないと、採用は進まない」。

そうなんだ、仕事は与えるものではなくて作るものなんだ!

当時まだビギナーだった私にとっては、「目から鱗」の講演でした。

私は職場に戻り、勇んで同僚に話しかけました。

「何かさ、難しくない作業で、これを誰かに任せると、仕事が捗るものって無い?」

そうすると色々出てくるんですね。

設計事務所なので、とにかく多いのが紙の使用。これをシュレッダーしたり、分別して廃棄するのは大変な作業です。これを所員が仕事の合間に行っていました。

そうだ、部署を縦断して、この作業をやってもらえる人を採用しよう!

ひとりでできる仕事だったら、聴覚障害のある人だって大丈夫だよな。

こうして私の職場で、最初のひとりの障害者を採用しました。

障害者に任せる仕事は、その企業の業務の特性を活かせば、何かきっとあるはずです。

それを「発見」するお手伝いをします。

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